サボイグリル(ロンドン)体験ブログ|ゴードン・ラムジーのビーフウェリントンを実食
ロンドンの名門サボイホテル内にあるゴードン・ラムジーの「サボイグリル」。名物のビーフウェリントンがお得に楽しめる平日ランチコースの体験記をお届けします。予約方法やドレスコード、絶品ワインとのペアリングまで、大人旅に役立つ詳細なグルメ情報をブログで詳しく解説。


イギリス・ロンドンには、世界的に有名なスターシェフ、ゴードン・ラムジー(Gordon Ramsay)が手掛けるレストランが複数あります。
現在、ロンドン市内を中心に展開されている主な店舗は以下の通りです。
- Restaurant Gordon Ramsay(チェルシー地区にあるゴードン・ラムジーの原点。ミシュラン3つ星)
- Heddon Street Kitchen(コヴェント・ガーデン近く)
- Restaurant 1890(コヴェント・ガーデン近く)
- The River Restaurant(コヴェント・ガーデン近く)
- Gordon Ramsay Street Burger(カジュアルなバーガー店)
- Savoy Grill(サボイホテル内にある名門レストラン)
このうち、チェルシーの「Restaurant Gordon Ramsay」は3つ星のため予算も非常に高く、予約も困難です。「Restaurant 1890」や「The River Restaurant」も、1人あたり最低でも約21,000円以上はかかる高級店となっています。
コヴェント・ガーデン周辺の店舗は、ナショナル・ギャラリーからも徒歩圏内。ギャラリーを鑑賞した後にコヴェント・ガーデンでショッピングを楽しみ、ディナーやランチに訪れる観光ルートとしてもおすすめです。

今回は、ゴードン・ラムジーの代表料理である「ビーフ・ウェリントン(Beef Wellington)」を味わうために、名門ホテル内にあるサボイ・グリル(Savoy Grill)を予約して行ってきました。
カジュアルな「Heddon Street Kitchen」でもビーフ・ウェリントンは提供されていますが、単品価格を比較すると、実はサボイ・グリルの平日ランチコースで追加料金を払って注文する方がお得感があったため、こちらを選びました。


予約は、海外のレストラン予約サービスとして定番の「OpenTable(オープンテーブル)」アプリを使用しました。日本でいう「一休.com」や「トレタ」のような感覚で簡単に使えます。
今回は訪問の1週間前に予約しましたが、比較的スムーズに希望の枠を確保できました。ただ、当日は平日にもかかわらず満席に近い状態だったので、事前の予約は必須です。
📍 Savoy Grill
100 Strand, London WC2R 0EZ United Kingdom


サボイ・グリルは、ロンドンを代表する最高級5つ星ホテル「サボイホテル(The Savoy)」の中にあります。重厚なエントランスを通り、ロビーに入ってすぐ左手にレストランの入り口があります。

今回は予約時間よりも40分ほど早く到着してしまいましたが、レセプションに伝えると、ロビーのソファで5分ほど待った後、すぐに席へ案内してくれました。


待っている間に眺めたホテルのロビーは、さすが5つ星ホテルといった気品溢れる英国クラシックな空間。ちなみに、宿泊料金を調べてみると1泊約105,000円以上する最高級ホテルです。

特筆すべきは、ホテルの地下にあるお手洗いです。レストラン内にはなく、こちらの豪華な階段を降りていくのですが、まるで宮殿のような美しさでした。
プライバシーのため写真は控えましたが、広々とした空間にアンティーク調の絵画が飾られ、洗面台には個別の上質なハンドタオルが美しく整えられていました。ロンドンの公共エリアのお手洗いは管理が行き届いていない場所も多い中、ここは完璧にクリーンで、非常に快適でした。


平日13:00頃の訪問でしたが、店内はほぼ満席。中央のホールには円形テーブル、壁側には落ち着いたスクエアテーブルが配されています。客層は、記念日を祝うカップルやご家族連れが中心でした。

格式高いホテル内レストランですが、雰囲気は決して堅苦しすぎず、適度な賑やかさがあってリラックスできます。ドレスコードも厳格なものはなく、スマートカジュアル(ジャージやビーチサンダルなどの極端にラフな服装を避ければOK)で問題ありません。

また、サボイ・グリルはアルコールのラインナップが非常に豊富です。フランスやイタリアをはじめ、世界各国の赤・白ワイン、ポートワイン、ウイスキー、カクテルが揃っています。

イギリスのレストランでは、席に着くとすぐに「お水はいかがですか?」と聞かれますが、ミネラルウォーターも有料となる場合が多いため、最初からワインやソフトドリンクを注文するのがスマートです。現地の方々も、まずは一杯目のアルコールを注文するのが一般的です。







今回は、非常にお得な「平日ランチコース」(提供:平日12:00〜17:30)を注文しました。
メインディッシュに名物の「ビーフ・ウェリントン」を選択する場合、コース料金に加えて1人あたり25ポンドの追加料金がかかりますが、アラカルト(単品)で注文するよりもコース仕立てにする方がコストパフォーマンスが格段に高いため、この組み合わせがベストな選択肢です。ディナーコースよりもランチコースの方がリーズナブルなので、お昼の時間帯の訪問を強くおすすめします。


最初にオーダーしたグラスワインは、フランス・ボルドーの赤「Diane de Belgrave 2015」。シャトー・ベルグラーヴのセカンドワインです。
セカンドとは思えないほど評価が高い1本で、実際に口に含むと、豊かな果実味がありながらも主張しすぎず、非常に美しいバランスを保っていました。同行者は「これまで飲んだ赤ワインの中で一番美味しい」と大絶賛。私は体調を考慮してクランベリージュースをいただきましたが、こちらもすっきりとした酸味で食事に合いました。

サーブされたブレッドは、外側がカリッと非常に硬く、中はしっとりモチモチとしたクラシックな仕上がりです。


前菜(スターター)には「Smoked Salmon」をセレクト。サーモンの上にビーツが美しくあしらわれた一皿です。サーモン自体の塩気がかなり強めなので、添えられたソースをしっかり絡めていただくのがおすすめです。


こちらはもう一つの前菜「Steak Tartare(ステーキタルタル)」。自家製のトリュフポテトチップスが添えられています。
日本のユッケに似ていますが、より肉の鮮度が引き立ち、ハーブやスパイスによる絶妙な味付けが施されています。前菜を選ぶなら、こちらのタルタルが圧倒的におすすめです。

そしてメインの「Beef Wellington」が登場。サイドディッシュは追加せず、クラシックなスタイルで提供されます。濃厚な赤ワインソースは、テーブルでスタッフが美しく注いでくれます。

正直なところ、イギリスのグルメにはあまり大きな期待をしていなかったのですが、旅行中に訪れたお店はどこも美味しく、特にこのゴードン・ラムジーの看板メニューには高い期待を寄せていました。
お肉は一切の筋がなく、ナイフがすっと入るほど非常に柔らか。完璧なミディアムレアに仕上げられており、外側のパイ生地もサクサクと香ばしく焼き上げられていました。確かに美味しい一皿です。ただ、「他では絶対に味わえない感動」とまではいかない、やや優等生すぎる印象も。コストパフォーマンスを重視するなら、ロンドン市内で人気のカジュアルステーキ店「Flat Iron」の方が、満足度が高く感じられるかもしれません。

それでも、サボイホテルという一流のロケーション、洗練されたプロフェッショナルなサービス、そしてクラシカルで美しい空間で食事をする体験自体に大きな価値があります。イギリス旅行の記念にゴードン・ラムジーのレストランを訪れてみたいという方には、決して後悔のない選択肢です。


続いていただいたのは「Sandeman Tawny」。当初注文したかったポートワインが品切れだったため、スタッフが同価格帯のこちらを提案してくれました。こちらは日本でも比較的入手しやすい定番のポートワインなので、味わいとしてはスタンダードな印象でした。


デザートは「クルミのケーキとアイスクリーム」、そして「クラッカーとブルーチーズの盛り合わせ」です。
クラッカーは非常に香ばしくワインによく合いますが、ブルーチーズはかなり個性的で香りが強く、好みがはっきりと分かれる味わいでした。クルミのケーキも非常に上品に作られていましたが、ナッツ類があまり得意でない方には少し重く感じられるかもしれません。

デザートに合わせて最後にオーダーしたのが、赤ワイン「China Girl 2017」。味わいや香りの方向性は最初の「Diane de Belgrave」に似ていますが、個人的には1杯目にいただいたワインの方がより口に合いました。(価格はこちらの方が6ポンドほど高価です)。

食後にお会計をお願いすると、温かい焼きたてのマドレーヌがサービス(プチフール)として提供されました。甘さ控えめでしっとりとしており、お腹がいっぱいでも美味しくいただけました。

ロンドンの高級店では一般的な15%のサービスチャージが加算され、ワイン3杯を含めて総額289ポンド(日本円で約54,500円)でした。
決してカジュアルな価格ではありませんが、伝統あるサボイホテルでの極上のサービスと、ゴードン・ラムジーを代表するビーフ・ウェリントンを体験できたことは、ロンドン旅行の素晴らしい思い出になりました。ハネムーンや記念日、特別な日のディナーにぜひ検討してみてはいかがでしょうか。





