スウェーデン「ピラーネ彫刻公園」:古代遺跡と現代アートが織りなす絶景体験
スウェーデンで出会ったのは、壮大な自然の中に広がる知られざる野外美術館「ピラーネ彫刻公園」。古代の墳墓群と現代アートが融合した、唯一無二の絶景体験を詳細にご紹介します。
スウェーデン

スウェーデン、ピラーネ彫刻公園 (Skulptur i Pilane)
一枚の写真に魅せられ、その場所を訪れました。
12年前、ポルトガルのベナジル洞窟を訪れた時もそうでした。
当時は住所も分からず、本当に写真一枚だけを頼りに
現地の人々に尋ねながらたどり着いたものです。
(最近では日本人観光客の間でもかなり有名になりましたね。)
KBS2「生放送 朝が良い」、最終出演しました! <秘密の旅行先編>
今回は…住所は把握して向かいました(笑)。
ただ、道中は舗装されていない悪路が続き、
「本当にこの道で合っているのだろうか?」と
不安を抱えながら進みました。
幸いにも、無事に目的地に到着できましたよ。
原語の「Skulptur i Pilane」でも、
日本語の「ピラーネ彫刻公園」で検索しても、
日本のブログでの紹介記事は
2026年7月現在、まだ一件もありません。


唯一見つかったブログ記事も、実際に訪れたものではないようでした。
スウェーデン ピラーネ墳墓群とピラーネ彫刻公園 (Skulptur i Pilane)
紀元前1,000年の遺跡と
壮大な現代アートの出会い

スウェーデン、ピラーネ彫刻公園 (Skulptur i Pilane)
ピラーネ彫刻公園 (Skulptur i Pilane) は、
ピラーネ墳墓群 (Pilane Gravfält) の敷地内にあります。
日本の感覚で言えば、
古代遺跡の上に現代アート作品を設置するような、
非常に珍しい試みと言えるでしょう!
古代遺跡と現代美術が共存するこの場所では、
毎年夏に世界的な芸術家たちの作品が展示されます。
特に、今回ご紹介する大型作品群は、
芸術と自然の境界を曖昧にし、
より特別でユニークな体験をもたらしてくれます。
自然、歴史、芸術が共存する特別な空間なのです。
代表作品1. ANNA, 2016
by Jaume Plensa

ANNA (2016) by Jaume Plensa
この作品は、世界的に有名なスペインの彫刻家、
ジャウメ・プレンサ(Jaume Plensa)氏の作品です。
主に人間の顔や身体をモチーフに、
人間の内面と外面の関係性を探求する
大型彫刻作品でよく知られています。
調べてみると、日本にも氏の作品があるようですね。


ソウル・ロッテワールドタワーと大田ターミナル前の作品(出典:作家のウェブサイト)


ANNA (2016) by Jaume Plensa
ピラーネ彫刻公園の頂上に据えられた
「ANNA」は、ジャウメ・プレンサ氏の代表作の一つです。
静かに目を閉じた彼女は、広大な大自然の中で
穏やかな思索にふけっているように見えます。
アンナを見つめていると、自然と目を閉じてしまいますね。
私も目を閉じ、アンナのように風を感じながら
自然との対話の時間を過ごしてみました。
代表作品2. Forced to a Change, 2024
by Maria Miesenberger
この作品以外にも、印象的な作品が数多く展示されていました。

Forced to a Change (2024) by Maria Miesenberger
スウェーデンの芸術家、
マリア・ミーゼンベルガー(Maria Miesenberger)氏の作品
「Forced to a Change」もその一つでした。
当初は「なんてユニークな作品だろう」とだけ思っていましたが、
作家の言葉を読んで、作品への理解がより深まりました。


Forced to a Change (2024) by Maria Miesenberger
「私の作品は…
自分自身への信頼、
そして他者への信頼を基盤として、
勇気を出して希望を持つことについて
語りかけています。
どうなるか分からなくても、
未知の世界へ一度飛び込んでみる勇気。
そして…きっとうまくいくと信じながら
希望を失わないこと。
変化し、成長できるという希望を抱くこと。
抵抗を乗り越え、それを超えて前進し、
時にはリスクも引き受けることについて表現しています。
常に動き、遊びのように楽しみながら、
人間として少しずつ前に進んでいくのです。
結局、すべてはプロセスであり、動きであり、勇気であり、受け入れる態度を表現しているのです。」
マリア・ミーゼンベルガー氏の言葉 - (出典)公式ウェブサイト
古代墳墓と現代彫刻の独特な調和、その展示
先ほども少し触れましたが、
ピラーネ彫刻公園は、古代遺跡である墳墓群の上に位置しています。
数千年前の古代遺跡と現代美術作品は、
一見すると異質な組み合わせに見えるかもしれませんが、
実際には驚くほど自然に調和しています。



スウェーデン、ピラーネ彫刻公園 (Skulptur i Pilane)
ピラーネ墳墓群とピラーネ彫刻公園の最大の魅力は、
古代と現代、そして自然が
一つの空間で完璧に調和している点にあります。
つまり、ここでは
古代遺跡を巡りながら現代アートを鑑賞し、
自然の中でのハイキングを同時に楽しむことができます。
ゆっくりとハイキングを楽しみながら道を歩き、
公園の至る所に配置された
芸術的な彫刻作品を鑑賞できるのです。

スウェーデン、ピラーネ彫刻公園 (Skulptur i Pilane)
ピラーネ墳墓群&彫刻公園 訪問のヒント
訪問時期は5月から9月の間がおすすめです。
📍 Skulptur i Pilane
gravfält, 471 92 Klövedal, スウェーデン
📍 フランクフルト
ドイツ フランクフルト
以下の地図からも分かるように、
ピラーネ彫刻公園(A)はノルウェーに近い位置にあります。
彫刻作品が設置されていない季節でも
墳墓群の散策は可能ですが、彫刻展示が開催される
夏のシーズンに訪れることを強くおすすめします!


ピラーネ彫刻公園 運営情報
運営期間: 毎年5月~9月
(9月以降は一部の彫刻作品が撤去されます)
入場料: 大人 150 SEK、学生 100 SEK
所在地: Skulptur i Pilane, Tjörn, Sweden
駐車場: 有り
推奨訪問時間: 午前10時~午後4時
日本ではまだほとんど紹介されていない
スウェーデンのユニークな旅先、
ピラーネ彫刻公園&ピラーネ墳墓群の
ご紹介を終わります。



スウェーデン、ピラーネ彫刻公園 (Skulptur i Pilane)
よくある質問
スウェーデンのピラーネ彫刻公園(Skulptur i Pilane)の開園時期と入場料を教えてください。
ピラーネ彫刻公園は毎年5月から9月まで開園しており、9月以降は一部の彫刻作品が撤去されます。入場料は大人150 SEK、学生100 SEKです。
ピラーネ彫刻公園の頂上にある巨大な顔の彫刻は誰の作品ですか?
公園の頂上に置かれた巨大な顔の彫刻は、スペインの彫刻家ジャウメ・プレンサ(Jaume Plensa)による2016年の作品「ANNA」です。目をそっと閉じて大自然の中で思索にふけっているような姿が特徴です。
紀元前1,000年の遺跡であるピラーネ古墳群(Pilane Gravfält)での彫刻作品の鑑賞方法はどのようなものですか?
この記事を共有
関連する旅行記

全州乱場レビュー|全州韓屋村のレトロ体験博物館の見どころとアクセス
全州韓屋村にある話題のレトロ体験博物館「全州乱場(チョンジュナンジャン)」を徹底レポート!1960〜80年代の韓国のレトロな街並みを再現した80以上のテーマゾーンは見どころ満載。雨の日の観光や写真映えスポットとしてもおすすめです。

オランジュリー美術館予約と見どころ|オルセー美術館と巡るパリ王道ルート
パリ旅行で絶対に訪れたい「オランジュリー美術館」と「オルセー美術館」。隣接する2つの美術館を効率よく巡るための事前チケット予約方法や、モネの『睡蓮』をはじめとする至高の見どころを、現地写真付きで詳しく解説します。混雑を避けてアートを堪能するコツも満載です。

ポジターノ日帰りツアー体験記2026|ローマ発南イタリアの絶景・服装・天気
ローマ発の南イタリア日帰りツアーで、憧れのポジターノやポンペイを巡ったリアルな体験記をお届け!個人ではアクセス困難な絶景エリアを効率よく観光できる人気ツアーの徹底比較をはじめ、気になる現地の天気や冬の最適な服装、おすすめのレモンビールまで、役立つ実用情報を詳細に解説します。




