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こんにちは、ナブリです。
今回からプラハ・ウィーン旅行記を順次お届けしていくのですが、記念すべき第1回はなんと『入国審査場』のお話です。
実はプラハには2025年11月にも一度訪れたことがあり、今回が2回目の訪問だったのですが、前回とは入国手続きがすっかり様変わりしており、今回の旅で最も戸惑ったのがこの場所でした。
これからヨーロッパ旅行を計画されている方には、ぜひ知っておいていただきたい内容ですので、まずはこちらからご紹介させていただきます。

飛行機を降りて入国審査場へと歩いていくと、通路の壁一面に「Welcome to Prague」と書かれた大きなバナーが飾られていました。
赤いハートのイラストと共にプラハ市からの歓迎メッセージや旅行情報サイトのアドレスが記されており、到着した実感がひしひしと湧いてきました。
しかし、その高揚感も束の間、入国審査場へと進むと、予想をはるかに超える長蛇の列ができていたのです。
「BORDER CONTROL REGISTRATION」と書かれた紫色の案内板の下には、ゲート型の機械が何台も並んでおり、かつてパスポートにスタンプを「ポン!」と押してくれた審査台の光景とは全く異なり、少し戸惑いました。
皆、パスポートを手に順番を待っていましたが、かなりの列ですので、時間に余裕を持って並ぶ覚悟をしておくのが賢明でしょう。

実はこれ、最近話題のEES(Entry/Exit System)という新しい制度だったのです。
EES(Entry/Exit System)
指紋と顔写真を登録し、電子的に自動管理する出入国方式
2025年10月12日より段階的に導入が開始され、2026年4月10日にはEU・シェンゲン圏29カ国全体で全面施行されました。
これまではパスポートにスタンプを押す形で出入国記録を管理していましたが、今後は指紋と顔写真を登録し、電子的に自動管理する方式へと変更されたのです。
パスポートにスタンプが押されないヨーロッパ旅行など想像もしていませんでしたが、実際に目の当たりにすると、新鮮さと同時に少々の戸惑いを感じました。
列の横には、セルフ登録用のキオスクが設置されていました。
画面上部には「Welcome to the European Schengen area!」の文字が、その下には「Non-EU nationals, Make your border crossing faster」という案内と共に、書類スキャン・指紋・写真撮影を意味する4つのアイコンが順番に描かれています。
一般的な旅行者であれば、特別な書類は不要で、パスポートのみご準備いただければ大丈夫です。
画面の片隅には「EU Entry/Exit System self-registration for Non-EU Nationals in 4 simple steps」という説明も添えられており、これが単なる案内板ではなく、実際にここで登録手続きを行う必要があることを示していました。
手続きは、パスポートをスキャンし、顔写真を撮影し、4本の指の指紋を採取した後、簡単な質問に答えてレシートを受け取るという流れで、通常3~7分程度で完了します。
12歳未満のお子様は指紋採取が免除されますが、写真撮影は必要です。また、歩行が困難な方や非電子パスポート(ICチップのないパスポート)をお持ちの場合は、キオスクではなく審査台で直接登録する必要があるとのことですので、ご家族での旅行を計画されている方は、事前に確認しておくことをおすすめします。

キオスクの位置
入国審査台へ向かう通路の入口付近に5台程度、入国審査台近くに20台程度設置されています。飛行機を降りるのが遅れた場合は、迷わず奥へ進みましょう!
ゲート型の機械の前で、人々が一人ずつ順番に立ち、機械にパスポートと顔を認識させている様子が見えました。
パスポートを手に順番を待つ人々の後ろには、列が延々と続いており、皆初めての経験だからか、前の人の様子を見ながら真似しているような雰囲気でした。
新しいシステムが導入されたばかりの過渡期ということもあり、普段よりも列の進みが遅く感じられました。
何台もの機械が並んでいるにもかかわらず、これほど長い列ができているのは、皆が登録方法を知らず、一台ずつ時間をかけて操作しているからではないでしょうか。
ちなみに、入国審査台へと向かう通路の入口付近にも4〜5台のキオスクがありますが、もしそこに人が多いようでしたら、迷わずさらに奥へと進んでください。
入国審査台の目の前には、非常に多くのキオスクが設置されていますので、そちらを利用するのがおすすめです。
私たちもキオスクでセルフ登録を済ませましたが、それで終わりではなく、そのすぐ後ろにある審査台で係員が再度パスポートと登録内容を確認していました。
セルフ登録が審査官を完全に代替するのではなく、自動化された事前登録の後、人間が最終確認を行う「二重チェック構造」になっていることをこの時知りました。

入国審査場を通過すると、すぐにコスタコーヒーの店舗が見えました。
店の看板近くを旅行客がキャリーケースを引いて忙しそうに行き交っており、これでようやく本当の旅が始まるのだと、実感が湧いてきました。
近くにはフードコート、祈祷室(Modlitebna/Prayer Room)、ベビー休憩室(Dětská místnost/Baby Room)の案内板も併設されており、長い待ち時間でお疲れになった場合は、少し立ち寄って休憩するのも良いでしょう。

ヨーロッパ旅行を準備中の方は、EESセルフ登録手続きが初めてで時間がかかる可能性があることを、あらかじめ考慮に入れておくのが賢明です。
特に繁忙期は列が長くなる傾向がありますので、次の予定にはゆとりを持たせ、空港での時間に余裕を見ておくことを強くおすすめします。
EES(出入国システム)は、指紋と顔写真を登録することで、出入国記録を電子的に自動管理する方式です。この制度は2025年10月12日から施行され、2026年4月10日までにEU・シェンゲン圏の29カ国全体に段階的に拡大されます。
EESセルフ登録は、パスポートスキャン、顔写真撮影、指4本の指紋採取、簡単な質問への回答、領収書発行の順に進められます。このプロセスは通常3〜7分程度かかり、12歳未満のお子様は指紋採取が免除されますが、写真は撮影する必要があります。
EESセルフ登録キオスクは、入国審査台へ向かう通路に4〜5台、入国審査台のすぐ手前に20台ほど設置されています。セルフ登録を終えた後は、すぐ後ろの審査台で係員がパスポートと登録内容を再度確認する二重チェック体制で入国手続きが完了します。
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